[更新]宇都宮城山1(T-4号)・簗下1(T-13号) [宇都宮消防更新車両情報]
こんにちは。
今日は久しぶりの車両更新情報をお届けします。
宇都宮市消防局において平成30年度更新された車両は常備4台・非常備6台の計10台。
内訳として、常備消防は
○タンク車(水槽付消防ポンプ自動車Ⅱ型) 2台
・T-4号 宇都宮城山1
・T-13号 宇都宮簗下1
○高規格救急車 2台
・A-17号 救急上河内1
・A-20号 救急清原1
非常備消防は、小型動力ポンプ付積載車が 6台、市内各分団に配備されました。
今日はその中の、常備消防の主力であるタンク車についてです。
<タンク車について>
宇都宮消防では水槽付消防ポンプ自動車を「タンク車」と呼称し、火災その他の現場や、救急活動支援出動、用務出向など、そのほとんどをタンク車運用でこなすといっても過言ではありません。
平成10年度の宝木1・東町1(当時)から、いわゆる「オールシャッター型」の車体形状を基本として、水を2000L積載したものが一般的です。(現・南1のみ例外的に積載水2500L仕様)
市内最初期のオールシャッター型タンク車、旧・東1
オールシャッター型タンク車の導入としては全国的にも比較的早かった方だと思います。同仕様の開始当初には日本造機が大きく貢献し、更新を重ねるごとに進化していきました。途中、造機に加えジーエム・ニッキ等のメーカー参入により細かい部分に手が入り、いわば熟成されていきました。全体的な仕様については比較的保守的傾向にあったように思います。平成20年度以降最後発メーカーのネイチャーの参加により、現在に至ります。
<平成30年度更新タンク車>
宇都宮城山1(T-4号)
宇都宮簗下1(T-13号)
<スペック>
シャシ 日野レンジャー(GX2AB 増トン)
艤装 ネイチャー
車種 災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車Ⅱ型(水2000ℓ)
その他 照明装置(ナイトスキャンNEXT90W×4灯)、梯子自動昇降装置(SSA-Ⅱ)、
隊長席呼吸器内蔵一体型シート、大型資機材ボックス、加納式ホースカー、
ホースカー電動油圧式旋回式昇降装置(ST150)、
新型赤色点滅灯・作業灯(大阪サイレン・LFA/LIA/LFIAシリーズ)、
新型電子サイレンアンプ(大阪サイレン・TSK-D152Y)
新型高輝度LEDサーチライト
このあたりは前年度の富屋1を踏襲しています。
前年度に比べ大きな変化はありませんが、サイレンアンプの高警告サイレン(イェルプ)が標準化されたり、サーチライトが高輝度LED化されたりしています。
全トビラ開放・灯火類発光状態の簗下1
紙面上?のスペックだけでは見えてこない部分ですが、
・後部ボックス内の配置見直しによる収納増(=車体は小型化・収納は増)
・アオリの前後端部が斜めカット→車上アクセス時の動線が改善
・下開きトビラが開いたときの上フチにステンレス製エッヂガード→磨耗防止
・車両の全長が短縮→車両取り回し性が向上
・車体後面の壁面作業灯の位置がより上方に→活動する隊員の視界への光線直撃の緩和
・照射範囲の向上
・赤色点滅灯の発光パターン変更→緊急走行時の周囲への警告性の向上
(富屋1は全灯同時発光→今年度車は車両1周にわたって、表・裏・表・裏・・・と交互発光)
と、前年度の車両を踏まえてさらなる仕様の向上が行われたとのことです。(メーカーの設計の方曰く)
最近では、化学車・ポンプ車そしてタンク車と年々仕様向上が見られ、面白くなってきているように感じます。
タンク車については来年度(2019年度)、南1(T-8号)が更新規定の年数を迎え、そこから数年は更新が無いため、ある意味で一区切りとなります。
宇都宮市では2022年に向けLRT(路面電車)を導入、伴い宇都宮駅東側エリアの大規模な開発など、都市のカタチに大きな変化が訪れようとしています。特に駅東エリアは現在進行形でかなりの発展を遂げている中でさらなる開発となれば、(昨年度の非常用救急車増枠も含めて)「駅東分署」或いは「駅東救急分署」(?)の開設等も期待してしまいます。(また旧・一条中跡地利活用の選択肢としての消防局移転等にもついつい期待したくなってしまうところです。)
そうした中で、タンク車についてもこれまでの流れを受けつつ今後さらにどのような進化を遂げるのか、(はたまた現今の仕様を踏襲するのか)可能性は五分五分ですが、ここはさらなるバージョンアップに期待です。
<参考>
これまでのタンク車更新時の記事
平成29年度 [更新]富屋1(Tー7号)
平成25年度 [更新]平石1・河内1
平成24年度 [更新]宇都宮東1
今日は久しぶりの車両更新情報をお届けします。
宇都宮市消防局において平成30年度更新された車両は常備4台・非常備6台の計10台。
内訳として、常備消防は
○タンク車(水槽付消防ポンプ自動車Ⅱ型) 2台
・T-4号 宇都宮城山1
・T-13号 宇都宮簗下1
○高規格救急車 2台
・A-17号 救急上河内1
・A-20号 救急清原1
非常備消防は、小型動力ポンプ付積載車が 6台、市内各分団に配備されました。
今日はその中の、常備消防の主力であるタンク車についてです。
<タンク車について>
宇都宮消防では水槽付消防ポンプ自動車を「タンク車」と呼称し、火災その他の現場や、救急活動支援出動、用務出向など、そのほとんどをタンク車運用でこなすといっても過言ではありません。
平成10年度の宝木1・東町1(当時)から、いわゆる「オールシャッター型」の車体形状を基本として、水を2000L積載したものが一般的です。(現・南1のみ例外的に積載水2500L仕様)
市内最初期のオールシャッター型タンク車、旧・東1
オールシャッター型タンク車の導入としては全国的にも比較的早かった方だと思います。同仕様の開始当初には日本造機が大きく貢献し、更新を重ねるごとに進化していきました。途中、造機に加えジーエム・ニッキ等のメーカー参入により細かい部分に手が入り、いわば熟成されていきました。全体的な仕様については比較的保守的傾向にあったように思います。平成20年度以降最後発メーカーのネイチャーの参加により、現在に至ります。
<平成30年度更新タンク車>
宇都宮城山1(T-4号)
宇都宮簗下1(T-13号)
<スペック>
シャシ 日野レンジャー(GX2AB 増トン)
艤装 ネイチャー
車種 災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車Ⅱ型(水2000ℓ)
その他 照明装置(ナイトスキャンNEXT90W×4灯)、梯子自動昇降装置(SSA-Ⅱ)、
隊長席呼吸器内蔵一体型シート、大型資機材ボックス、加納式ホースカー、
ホースカー電動油圧式旋回式昇降装置(ST150)、
新型赤色点滅灯・作業灯(大阪サイレン・LFA/LIA/LFIAシリーズ)、
新型電子サイレンアンプ(大阪サイレン・TSK-D152Y)
新型高輝度LEDサーチライト
このあたりは前年度の富屋1を踏襲しています。
前年度に比べ大きな変化はありませんが、サイレンアンプの高警告サイレン(イェルプ)が標準化されたり、サーチライトが高輝度LED化されたりしています。
全トビラ開放・灯火類発光状態の簗下1
紙面上?のスペックだけでは見えてこない部分ですが、
・後部ボックス内の配置見直しによる収納増(=車体は小型化・収納は増)
・アオリの前後端部が斜めカット→車上アクセス時の動線が改善
・下開きトビラが開いたときの上フチにステンレス製エッヂガード→磨耗防止
・車両の全長が短縮→車両取り回し性が向上
・車体後面の壁面作業灯の位置がより上方に→活動する隊員の視界への光線直撃の緩和
・照射範囲の向上
・赤色点滅灯の発光パターン変更→緊急走行時の周囲への警告性の向上
(富屋1は全灯同時発光→今年度車は車両1周にわたって、表・裏・表・裏・・・と交互発光)
と、前年度の車両を踏まえてさらなる仕様の向上が行われたとのことです。(メーカーの設計の方曰く)
最近では、化学車・ポンプ車そしてタンク車と年々仕様向上が見られ、面白くなってきているように感じます。
タンク車については来年度(2019年度)、南1(T-8号)が更新規定の年数を迎え、そこから数年は更新が無いため、ある意味で一区切りとなります。
宇都宮市では2022年に向けLRT(路面電車)を導入、伴い宇都宮駅東側エリアの大規模な開発など、都市のカタチに大きな変化が訪れようとしています。特に駅東エリアは現在進行形でかなりの発展を遂げている中でさらなる開発となれば、(昨年度の非常用救急車増枠も含めて)「駅東分署」或いは「駅東救急分署」(?)の開設等も期待してしまいます。(また旧・一条中跡地利活用の選択肢としての消防局移転等にもついつい期待したくなってしまうところです。)
そうした中で、タンク車についてもこれまでの流れを受けつつ今後さらにどのような進化を遂げるのか、(はたまた現今の仕様を踏襲するのか)可能性は五分五分ですが、ここはさらなるバージョンアップに期待です。
<参考>
これまでのタンク車更新時の記事
平成29年度 [更新]富屋1(Tー7号)
平成25年度 [更新]平石1・河内1
平成24年度 [更新]宇都宮東1
2019-03-11 22:04
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