西救助1、更新 [宇都宮消防更新車両情報]
新年度初日一発目から新・西救助1で行こうと思っていましたが、運用開始が確認されていなかったために、しばらく控えておりました。
が、
この度運用開始が確認されたので、遂に解禁といきたいと思います!
3月30日に納車されるという情報があったのですが、直前まであるはずの日野のディーラーに見当たらない・・・まさかいすゞ?日産?などと思ってしまったくらいでしたが・・・
納車予定の日の前日、ようやく「自動車通り」界隈で目撃情報が!!
ということで、連絡をいただいたときには某都内におりましたが、速攻で帰省。
宇都宮到着時にはまだ明るかったので、そのまま
ちなみに・・・終盤、もう間もなく日も落ちようかというところで、なんと新型救助が工場敷地内を移動開始!!
しっかり動画で撮影させていただきました。ごちそうさまでした笑
次の日
簡単な流れとしては・・・
<車両(新西救助)の動き>
朝:中央署に到着
↓
西署に納車
↓
昼間〜夕方:各種確認・車両及び資機材の取り扱い説明
<私の動き>
朝:西署・朝の点検にて旧西救助の点検の撮り納め
↓
新西救助の中央署到着の一報
↓
中央署へ&新西救助の出発の様子を撮影
↓
西署へ&新西救助更新超密着!!
ってなかんじで忙しい一日でした。
まあそんなことはいいですね。
では早速画像付きでいきましょう!
救工ー2号 西救助1 (@中央署裏手)
※車体下周りの白ラインは単なる輸送時の傷防止のテープでした・・・ちょっと一瞬期待しちゃいました(^^;;
また、ご覧いただければお分かりいただけると思いますが、最近の流行りである適度に丸みを帯びた「テイセン・レスキュー」独特のデザイン!
このデザイン自体は数年前からあったものですが、宇都宮ではこれが初めてとなります。
さあさあ、まずは見ていただきたい!
このステップ!!
チェーンレスでギャップレスです。
ステップを支えるチェーンをなくしたことで、ステップ使用時の横移動の障害がなくなり、活動時の安全性が向上します。
また以前は構造上、タイヤハウス部のステップと他のステップとで段差が生じ、これもまた活動の障害となっていましたが、工夫によりフルフラットのステップとなるようになりました。
こちらは別途トラックで運ばれてきた救助工作車に積載する資機材
これだけのものがスマートにシャッターで覆われた中にぎっしりと、しかし整然と積み込まれているんです。そこにこの救助工作車の魅力があると思うのですが、いかがでしょうか。
救工の後ろから手前側まで目一杯ある上に、同時に車庫の一部も占領してしまうほどの大量の資機材
車体の取り扱い説明を受ける隊員の皆さん
なかなか見られない画(笑
ウインチの取り扱い説明を受ける隊員の皆さん
ちなみにウインチカバーは(宇都宮消防の救工としては)初めてソフトカバーからハードタイプになりました。
アウトリガー・クレーン・三連梯子等の取り扱い説明を受ける隊員さん
(※ちなみに、私服でいらっしゃる方は非番(休み)の隊員さんです。非番の救助隊員さんも含めて新車の取り扱い説明を受け、署員の皆さん総出で機材の整理にあたられました。)
クレーンの取り扱い上の注意事項としては・・・
重量物を持ち上げ時に巻き上げをすると、ブームが曲がってしまうなどの危険性があるそうです。
他には三連梯子の昇降機のロックはどうだ、など・・・いろいろ隊員さんと一緒にレクチャーを(勝手に)受けておりました笑
そしてメインの機材ともいえる救助器具
ルーカス社製の油圧式救助器具
大きな特徴としてはより使いやすく、手軽(メンテナンスフリー)に扱えるということだそうです。
こちらがバッテリー駆動のスプレッダー
バッテリー式は油圧式と違い駆動を伝えるホースがないため、どこへでも持って行ける・ホースの邪魔がなく、より自由度の高い使い方ができるなどのメリットがあげられます。
・・・しかし、そこで「油圧より弱いんじゃないか?」という疑問が浮かんだ方もいらっしゃることでしょう。
でも、心配ご無用!
バッテリー式でも油圧式に対し十分を引けを取らないパワーがあります!
(というメーカーの方からの受け売りです笑)
また、例えば・・・万が一ジャッキアップで使用途中でバッテリーが切れてしまったとしても、急に圧が抜けて・・・といったことがないような機構になっているとのことでした。
このスプレッダーは「切る・潰す・拡げる」といったことができます。
そしてこのバッテリー式のスプレッダー、バッテリーパックを取り外し、代わりにコンセント供給用のアダプターを取り付けることで、発動発電機からの電源供給による駆動も可能になるということで、様々な電源に対応。
そして本命(?)油圧式器具
左:油圧式スプレッダー、右:油圧式カッター
(車両より動力供給状態)
油圧式のシリンダー(伸縮して突っ張り棒のような役割を果たします。)
こちらは可搬式のエンジンユニット。
これにより、車両から離れた場所での油圧器具の使用も可能となります。
ちなみにこちらの油圧ホース、接続部でホースがクルッと回るため、活動しているうちに生じるホースのネジレを解消できるようになっているとのこと。
これによってより円滑な活動に繋がります。
(僕がいられた間に聞けた)機材の説明はこのくらいですが、あとはシャシのメーカーである日野の担当者の方と艤装メーカーのテイセンの方ともすこしお話しをさせていただき、貴重なお話しをいただきました。
その内容をまとめると・・・
・この車両のシャシは特注シャシで年に数台出るかどうか
・このシャシでの救工はこれが第一号車
・車高が通常より高い(=重心が高い)
・故に車両の傾斜対応・横倒れ防止対策に悩まされた
・それには車体後側下部におもりをつけたことによって対応した
・
・
・
といったところでしょうか。まだまだたくさんありましたが、主にこんなところです。
また、(こちらは個人的に、といったら語弊があるかもしれませんが、)テイセンの担当者の方には将来の進路に関わる、こちらもまた非常に貴重なお話しをいただきました。
さらに個人的に進路面でためになるということでは、西署のYさんにも休憩の間に東消での研修のときのお話しなど、非常に興味深いお話しもいただきました。
少し将来に希望の光が
・・・で、ここまできて、ここまでずっと密着してきて・・・残念ながら用事があったためここで撮影を切り上げざるを得ませんでした
僕が帰る時点でそこそこ日も落ち始めていたところでしたから、かなり暗くなってからも隊員の皆さんによる作業は続けられたのではと思います。本当にお疲れ様でした。
というわけで、当日朝からお世話になりました西消防署の皆様、お仕事中おじゃまいたしました。
指揮車から救助工作車まで撮影させていただき、ありがとうございました。
また、栃木日野、テイセンの方、貴重なお話しをいただきありがとうございました。
<新型日野高床四駆×テイセンⅢ型で揃った宇都宮消防の救助工作車>
救工ー1号 南救助1
救工ー2号 西救助1
救工ー3号 中央救助1
救工ー4号 東救助1
<最後に>
長い間宇都宮の安全を守り続けた旧・救工ー2号、ありがとう。
第二の人生も頑張ってください。
が、
この度運用開始が確認されたので、遂に解禁といきたいと思います!
3月30日に納車されるという情報があったのですが、直前まであるはずの日野のディーラーに見当たらない・・・まさかいすゞ?日産?などと思ってしまったくらいでしたが・・・
納車予定の日の前日、ようやく「自動車通り」界隈で目撃情報が!!
ということで、連絡をいただいたときには某都内におりましたが、速攻で帰省。
宇都宮到着時にはまだ明るかったので、そのまま
駅→自宅荷物置き→日野
と行って、パパラッチしてきました笑
ちなみに・・・終盤、もう間もなく日も落ちようかというところで、なんと新型救助が工場敷地内を移動開始!!
しっかり動画で撮影させていただきました。ごちそうさまでした笑
次の日
簡単な流れとしては・・・
<車両(新西救助)の動き>
朝:中央署に到着
↓
西署に納車
↓
昼間〜夕方:各種確認・車両及び資機材の取り扱い説明
<私の動き>
朝:西署・朝の点検にて旧西救助の点検の撮り納め
↓
新西救助の中央署到着の一報
↓
中央署へ&新西救助の出発の様子を撮影
↓
西署へ&新西救助更新超密着!!
ってなかんじで忙しい一日でした。
まあそんなことはいいですね。
では早速画像付きでいきましょう!
救工ー2号 西救助1 (@中央署裏手)
※車体下周りの白ラインは単なる輸送時の傷防止のテープでした・・・ちょっと一瞬期待しちゃいました(^^;;
また、ご覧いただければお分かりいただけると思いますが、最近の流行りである適度に丸みを帯びた「テイセン・レスキュー」独特のデザイン!
このデザイン自体は数年前からあったものですが、宇都宮ではこれが初めてとなります。
(@西署)
さあさあ、まずは見ていただきたい!
このステップ!!
チェーンレスでギャップレスです。
ステップを支えるチェーンをなくしたことで、ステップ使用時の横移動の障害がなくなり、活動時の安全性が向上します。
また以前は構造上、タイヤハウス部のステップと他のステップとで段差が生じ、これもまた活動の障害となっていましたが、工夫によりフルフラットのステップとなるようになりました。
こちらは別途トラックで運ばれてきた救助工作車に積載する資機材
これだけのものがスマートにシャッターで覆われた中にぎっしりと、しかし整然と積み込まれているんです。そこにこの救助工作車の魅力があると思うのですが、いかがでしょうか。
↓↓↓箱から出された資機材各種↓↓↓
救工の後ろから手前側まで目一杯ある上に、同時に車庫の一部も占領してしまうほどの大量の資機材
車体の取り扱い説明を受ける隊員の皆さん
なかなか見られない画(笑
ウインチの取り扱い説明を受ける隊員の皆さん
ちなみにウインチカバーは(宇都宮消防の救工としては)初めてソフトカバーからハードタイプになりました。
アウトリガー・クレーン・三連梯子等の取り扱い説明を受ける隊員さん
(※ちなみに、私服でいらっしゃる方は非番(休み)の隊員さんです。非番の救助隊員さんも含めて新車の取り扱い説明を受け、署員の皆さん総出で機材の整理にあたられました。)
クレーンの取り扱い上の注意事項としては・・・
重量物の持ち上げは巻き上げではなく、ブームの上下によって持ち上げること
だそうです。
重量物を持ち上げ時に巻き上げをすると、ブームが曲がってしまうなどの危険性があるそうです。
他には三連梯子の昇降機のロックはどうだ、など・・・いろいろ隊員さんと一緒にレクチャーを(勝手に)受けておりました笑
そしてメインの機材ともいえる救助器具
ルーカス社製の油圧式救助器具
大きな特徴としてはより使いやすく、手軽(メンテナンスフリー)に扱えるということだそうです。
こちらがバッテリー駆動のスプレッダー
バッテリー式は油圧式と違い駆動を伝えるホースがないため、どこへでも持って行ける・ホースの邪魔がなく、より自由度の高い使い方ができるなどのメリットがあげられます。
・・・しかし、そこで「油圧より弱いんじゃないか?」という疑問が浮かんだ方もいらっしゃることでしょう。
でも、心配ご無用!
バッテリー式でも油圧式に対し十分を引けを取らないパワーがあります!
(というメーカーの方からの受け売りです笑)
また、例えば・・・万が一ジャッキアップで使用途中でバッテリーが切れてしまったとしても、急に圧が抜けて・・・といったことがないような機構になっているとのことでした。
このスプレッダーは「切る・潰す・拡げる」といったことができます。
そしてこのバッテリー式のスプレッダー、バッテリーパックを取り外し、代わりにコンセント供給用のアダプターを取り付けることで、発動発電機からの電源供給による駆動も可能になるということで、様々な電源に対応。
そして本命(?)油圧式器具
左:油圧式スプレッダー、右:油圧式カッター
(車両より動力供給状態)
油圧式のシリンダー(伸縮して突っ張り棒のような役割を果たします。)
こちらは可搬式のエンジンユニット。
これにより、車両から離れた場所での油圧器具の使用も可能となります。
ちなみにこちらの油圧ホース、接続部でホースがクルッと回るため、活動しているうちに生じるホースのネジレを解消できるようになっているとのこと。
これによってより円滑な活動に繋がります。
(僕がいられた間に聞けた)機材の説明はこのくらいですが、あとはシャシのメーカーである日野の担当者の方と艤装メーカーのテイセンの方ともすこしお話しをさせていただき、貴重なお話しをいただきました。
その内容をまとめると・・・
・この車両のシャシは特注シャシで年に数台出るかどうか
・このシャシでの救工はこれが第一号車
・車高が通常より高い(=重心が高い)
・故に車両の傾斜対応・横倒れ防止対策に悩まされた
・それには車体後側下部におもりをつけたことによって対応した
・
・
・
といったところでしょうか。まだまだたくさんありましたが、主にこんなところです。
また、(こちらは個人的に、といったら語弊があるかもしれませんが、)テイセンの担当者の方には将来の進路に関わる、こちらもまた非常に貴重なお話しをいただきました。
さらに個人的に進路面でためになるということでは、西署のYさんにも休憩の間に東消での研修のときのお話しなど、非常に興味深いお話しもいただきました。
少し将来に希望の光が
・・・で、ここまできて、ここまでずっと密着してきて・・・残念ながら用事があったためここで撮影を切り上げざるを得ませんでした
僕が帰る時点でそこそこ日も落ち始めていたところでしたから、かなり暗くなってからも隊員の皆さんによる作業は続けられたのではと思います。本当にお疲れ様でした。
というわけで、当日朝からお世話になりました西消防署の皆様、お仕事中おじゃまいたしました。
指揮車から救助工作車まで撮影させていただき、ありがとうございました。
また、栃木日野、テイセンの方、貴重なお話しをいただきありがとうございました。
<新型日野高床四駆×テイセンⅢ型で揃った宇都宮消防の救助工作車>
救工ー1号 南救助1
救工ー2号 西救助1
救工ー3号 中央救助1
救工ー4号 東救助1
<最後に>
長い間宇都宮の安全を守り続けた旧・救工ー2号、ありがとう。
第二の人生も頑張ってください。
最後に、当日お世話になりましたすべての皆様、改めましてありがとうございました。
以上、南救助1
2012-04-10 19:49
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