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宇都宮消防更新車両情報 ブログトップ
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[新規配備]宇都宮特災1(津波・大規模風水害対策車)−詳細 [宇都宮消防更新車両情報]

こん○○は。

また編集してるうちに初めて特災を見たときの興奮が蘇ってきます。。。
さてさて今日は写真てんこ盛りで量が多いので画質(≒データサイズ)をちょっと落として。


前回に引き続き
宇都宮特災1(津波・大規模風水害対策車)
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 大柄なボディーで取り回しの問題は多少あるでしょうが、汎用性の高いハイルーフキャビンにこれまた汎用性の高い箱型ボディー(リフト付)ですから、本来用途以外にもかなり様々な用途に利用可能なものと思われます。
 総務省消防庁無償貸与車両の中でも支援Ⅱ型や支援Ⅲ型のような車両に次いで、“ありがたい”車両と言っても過言ではない気がします。(※意訳:支援Ⅱ型タイプの特災車の地元配備を心よりお待ちしております。)



<積載装備:水陸両用車ARGO(アーゴ)」>
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 水陸両用で、平地で約30km/h程度、水上で約5km/h程度で走行可能。タイヤは低圧タイヤキャタピラーへの交換取付可能。水上では船外機を付けての使用も可能。
 写真のように放水銃可搬ポンプを使用しての半固定放水モニターとしても利用可能なほか、担架積載用の器具を取り付けての傷病者の搬送も可能。また、ボディーの骨組みを利用しての幌・屋根付状態への変更も可能。



<ボディー>
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 ボディー内前方は資機材収納ブロック。組立式ボートや細かい資機材を収納可能。ボディー後方にはARGO。ボディー中ほどの部分にはARGOの付属装置や、船外機等を収納。
 両側面前方寄りに資機材収納庫のシャッター開口部とARGO積載部へのアクセス可能なスライドドア。それぞれの下方にスカートボックス。この中にさらにスライドダウン展開式のステップがあり、乗降口や資機材取出し高さまでの高低差を補うかたちに。トビラ自体は下開き式チェーンレスでステップ兼用。角には安全性を高めるRが。さすがのテイセンです。
 後面はテールゲート+観音トビラに。ゲートは新明和。油圧式で油圧ポンプは(PTO切り替えの音がしてたので多分)PTO駆動のようでした。テールゲート部にはさらに伸長可能なスライド式のレールが。これによりARGOの全長をカバーし積み下ろし可能に。



<キャブ>
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 まずルーフが飛鳥車体ハイルーフ・警光灯コーナービルトインタイプ(中身は大阪サイレン(だと思う)で回転・点滅灯ハイブリッド)。ルーフ内部は資機材収納棚に。
 キャブバック拡張で中はやはり収納棚に。同部外側の左には無線車外スピーカー送受話機ボックス
 写真撮り忘れましたが、センターコンソールボックスがあり、サイレンアンプ無線が。アンプは大阪サイレンのTSK-5112。



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 雨に打たれながら、この日の前日から予想外に冷え込んだ中での納車でしたが、寒さに耐えた価値はありました。何より見学先の各署で「どうぞ屋根の下で」と温かいお声をたくさんかけていただきありがたかったです。
 当日は門外漢ながら見学させていただき、消防長はじめ、関係各課の方、各署の隊員の皆様、また製造メーカー・シャシディーラーの皆様、ありがとうございました。
 

※ 執筆当初(H29.4)コールサインを「西特災1」としていましたが、後に「宇都宮特災1」であると判明したため、これに修正いたしました。(H29.9)
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[更新]宇都宮支援2(支援車) [宇都宮消防更新車両情報]

こん○○は[exclamation]

以前から言ってました、宇都宮消防の28年度の新車とようやくご対面できました。

早速行ってみましょう[ダッシュ(走り出すさま)]

支援車 宇都宮支援2(支援車)
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シャシ  日産シビリアン
艤装   オートワークス京都
車種   支援車Ⅲ型
配備   南消防署簗下分署
その他  乗車定員26名
      サイレンアンプ・灯火類パトライト社製
      主警光灯および左右前後側面全周補助警光灯パトリンクビークル機能に対応
      左右両側面および後面作業灯
      最後部座席左右の2人掛けシートは跳ね上げ式
      同部周辺床面縞板張
      同部周辺窓ガードパイプ
      資機材固定用フック
      取外式ステンレスパイプ
      側面ラインマーキング反射仕様


宇都宮消防の平成28年度更新車両でまだご紹介できていないのがいました。
年度かわって何度か撮れるチャンスがあったようですが、ついていなかったようでことごとく逃していました。
今回、市の水防訓練で今までのどの機会よりもバッチリハッキリ押さえられたので、良しとします。

既に中央救助1さんによってご紹介がされてはいますが、こちらでも載せたいと思います。 


本車両の更新前の車両は宇都宮市所有のバスで、消防朱色塗装赤色警光灯等がなく、緊急車両指定のないものでした。晩年はそうした“身分”問題、排ガス規制や老朽化に伴うさまざまな問題に見舞われていました。

今回の更新に伴い、総務省消防庁緊援隊補助対象となり、このため支援車Ⅲ型規格を満たす仕様が要求されることとなりました。

そうした経緯を経て、満を持して緊急車両、消防自動車となり、より災害現場での使用に適したものとなりました。
人員を輸送能力はもちろんのこと、最後部は状況に応じて資機材収納スペースとなり、この車両だけでも人員・資機材を同時に輸送できるようになりました。

支援車Ⅲ型或いは人員輸送車は他都市で救助工作車の代車として運用されている例もあり、こちらでもこれからより綿密に運用方法が練り上げられていくものと思われます。


(ちなみに個人的にはそういった先例もあったことから、準・救助工作車的な資材車寄りの支援車Ⅲ型を期待して、ウィレンの採用や「UTSUNOMIYA RESCUE SUPPORT」等の反射マーキングを願っていたのですが・・・一介のマニアの願望・妄想の類など、当然実現される余地などございません。重ねて、当然ですが。)



(そんな愚にもつかない余談はさておき、)
宇都宮消防では大規模災害時の現地活動支援部隊として支援車Ⅰ型東支援1)や資機材輸送車(平ボディー・箱型各種トラック、各主要署資材)を運用してきましたが、今回の支援車Ⅲ型(=人員輸送車)の更新配備によって、現地への人員投入のキャパシティーが一気に拡充されました。これが、人手が必要な大規模災害発生時、どれほどの戦力強化になることか、その有用性は言うまでもありません。(「災害時、結局行き着くところは『人の手』」というのは、どこの消防でもお聞きします。)


また、本車両は平時は市民の消防行政への理解を深め、防火・防災意識の向上を図る一助となるべく活動する、消防隊員や消防団員で構成された宇都宮市消防音楽隊の活動もサポートする任務もあります。充実した人員輸送能力に加え、これまでの輸送バスにはなかった資機材スペースも確保されたことは、図らずも音楽隊の広報活動にも好影響をもたらすものとなったのではないでしょうか。


来てほしくはないですが、いつどこに来るかも分からない大災害。そんなときにはその能力を如何なく発揮してほしいと思います。
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[更新]宇都宮城山2(Pー3号) [宇都宮消防更新車両情報]

西署の新車ラッシュはまだ続きますが、今回は今年の新車ラッシュの途中で撮れた27年度の新車を。


宇都宮城山2(Pー3号)
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シャシ  いすゞ エルフ(4WD・AT)
艤装   ネイチャー
車種   災害対応特殊消防ポンプ自動車(CDーⅠ型)
その他  ホースカー(TSー119)、ホースカー電動油圧昇降装置

一周遅れての紹介となる、こちらの車両、平成27年度更新車の宇都宮城山2です。
(あわせて宇都宮富屋2との2台同時更新となりました。)

常備のCD-Ⅰでも最近出てきた四輪駆動かつオートマという仕様上の縛りからか、シャシはいすゞのエルフとなっています。

前年度更新の水難救助特化仕様宇都宮平石2で標準仕様に追加された項目の名残か、側面・後面作業灯やシャッター赤塗装が施してあります。

今回の車両が配備された城山分署富屋分署はともに西消防署管轄で、山岳地域を抱える地域事情から、更新前には高床シャシ等の要望があったようですが、現在ではメーカー設定がないため、結果としてはあくまで一般的なシャシを用いた標準的な仕様となったようです。

宇都宮消防としてはエルフでのオールシャッター標準仕様CDーⅠは初めてであり、今後今回の車両をベースにさらなる進化を期待したいところです。

来年度(H29年度)、予算が通ればそろそろポンプもオールシャッターで一巡。(のはず)
平成のCDーⅠの集大成を今から楽しみに・・・



<比較参考>
宇都宮平石2(Pー5号)
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水難救助特化仕様(アオリ・上面フラット・固定ロープ掛け・作業灯)


宇都宮中央5(Pー12号)
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これまでの標準的な仕様




(今期の本命の公開までは今しばしお待ちを)

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[更新]西査察1(査察ー5号) [宇都宮消防更新車両情報]

こんばんは。
 
 先日の西化学1の記事をもって迎えた3月7日の「消防記念日」
 おかげさまをもちまして、細々とやってきた本ブログも、偶然にもその「消防記念日」に29万アクセスを突破しました。ありがとうございます。今後とも宜しくお願いしますm(_ _)m


さてさて、今日の主役はその西化学と同日に納車となった西査察1(火災原因調査(以下、火原調)仕様)についてです。
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<査察車について>

 宇都宮消防では火原調仕様の査察車は中央・東・西・南の各本署に1台ずつ、全4台配備されています。
 「査察車」という名称分類においては、軽ワンボックスタイプの車両もあり、通常署員もしくは本部職員の出向時のアシとしては軽快性と経済性が買われてか、そちらが多用されています。

 対してこちらの火原調仕様の査察は火災発生時などに消火救助部隊同様に現場出動し、現場における火災発生状況の把握、また通報者等への聞き込み・事情聴取などをしたり、鎮火後の火災現場での調査をすることによる火災発生原因の究明を主眼として、それら活動に使用されます。
 そのため、火災現場での活動に必須である防火衣・長靴・ヘルメットはもちろんのこと、調査に必要な調査キット投光器一式など意外とたくさんの資機材を積載することになります。
 こうした使用実情にあわせて、車内には記入・記録が容易なデスク室内灯、電気製品の使用に対応した電源コンセント資機材棚、事情聴取におけるプライバシー保護のためのスモークガラスを装備しています。


西査察1について>

 これまでの査察車はパトライト製のブーメランタイプを主警光灯に据えていましたが、今回より大阪サイレン製のウィングフラッシュに変わったようです。回転灯台座も見逃せません。主警光灯に合わせてフロントの補助警光灯も大阪サイレンのLFA-100へ。パトライト仕様だったことがよく分かるのが、フロントバンパー内のモーターサイレン。せっかく大阪サイレンにしたんだからこのあたり赤色灯内蔵型にすればよかったのに・・・と思ったのは僕だけではないはず
 艤装メーカーがオートワークスであることと配備年度も手伝って、シャシが新型のNV350キャラバンへ。宇都宮消防初となります。
 また、お上からのお達しがあったためか、西化学と同様に反射の赤ラインが入っています。


西査察1(査察−5号)
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シャシ  日産 NV350キャラバン
艤装   オートワークス京都
車種   査察車(火災原因調査仕様)


ちなみに、ディーラーさん・営業さんが愛車の担当さんと同じだという、どうでもいい情報を最後に付け加えておきます。


西化学・西査察納車当日は局・西署と朝からおじゃましました。
消防長や各課長、西署の皆さまに御礼申し上げます。


次回はいつになるか未定ですが、内容は決まっています。
そろそろ音沙汰がある頃・・・お楽しみに
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[更新]西化学1(化学ー2号) [宇都宮消防更新車両情報]

大変ご無沙汰しておりました。
多忙を理由に更新おサボりしてました。

ここ最近少し動けるタイミングがあったため、あっちへウロチョロ、こっちへウロチョロ、、、ネタを収集してました。


さて、今回は鮮度バツグン、平成28年度更新の新車ネタです。
まだ先月末に入ったばっかり。
西化学1(化学-2号)です。
 ざっと化学車全体としての概要を。宇都宮消防には全4台の化学車(化学Ⅱ型)が配備されていますが、今回の平成12年製の旧・西化学の更新をもって、市内の化学車の更新は一巡したことになります。と同時に、タンク・化学系車両は全車オールシャッタータイプとなり、吸巻露出型はなくなりました。

 西化学1に限った話をすれば、前車は先述の通り平成12年製。艤装は日本造機であり、車両担当は南梯子
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や旧救急西
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等、宇都宮消防の車両史の中でも未だに色褪せない屈指の名車を手がけられた方です。
そのため、この西化学1も、配備年数に比例しない圧倒的な魅力の輝きを放ち続けており、今でもこれが更新車齢というのが受け入れられないほどです。
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 個人的に消火系車両の中でも旧東町1と並んで好きな車両でした。
 署員さんたちの手入れも良く、いつもピカピカでしたが、化学車の宿命からは逃れられず、ポンプ室をのぞけばやはり車齢相応に傷みも見られました。晩年は手入れを施しつつ化学災害の番人たる大役を果たしていました。
 また1台の名車が去りますが、これからもどこかで元気にいてほしいと思います。お疲れ様でした。


新・西化学1
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シャシ  日野レンジャー
艤装   ネイチャー
車種   化学車Ⅱ型(水1500ℓ・薬剤500ℓ)
その他  自動ポンプロ、放水銃(クロスファイアー伸縮柱付)、照明装置(ナイトスキャンNEXT)、
     梯子自動昇降装置(SSA-Ⅱ)、隊長席呼吸器内蔵一体型シート

 平成26年度更新の南化学1(化学-3号)に引き続き、艤装はネイチャーとなっています。

オールシャッター化学の前半更新車は吸管が腹巻(←このあたりの詳細は過去記事参照)
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(参考:清原化学1↑)
でしたが、先述の南化学からはタンク車同様に後巻きに。そして今回も南化学同様の吸管後巻き構造となっており、タンク車からの乗り換え運用にも配慮されたものとなっています。その他クロスファイヤー放水銃ナイトスキャン照明装置(NEXT 90W×4灯)等は南化学同様となっています。

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(参考:南化学1(上)、平石1(下))
 また、後輪フェンダー上の艤装をメインテーマとするネイチャー製の標準オールシャッタータイプとは異なり、ポンプ操作に主眼を置いた、いわゆるタンク車然とした、スタンダードなボックスの分割比率となっているようです。このあたりは南化学(あるいは河内1平石1)からのフィードバックがかなりあるようです。

南化学を比較対象とすると、大きなところで
・シャッター分割比率
・後部ステップ方式
・ナイトスキャンリモコン配置
・梯子昇降装置操作部
・ポンプ操作盤配置
・車上資機材ボックス
・自衛噴霧ノズル配置
・全長縮長
だったり、細かいところでシャッターエンドがステンレス製になっているなど、多々ブラッシュアップされている点があるようです。

 従来仕様(宇都宮消防のタンク・化学系車両伝統的仕様)からの変更点も見られ、赤色警光灯が大阪サイレンのウィングフラッシュ(散光式・中型用)(スピーカーカバー特別色:黒)からスーパーネオフラッシュ(点滅・散光ハイブリッド式・中型用)へと刷新されています。
個人的にはウィレン押しですが、必要にして十分といえます。欲を言えば、大阪サイレンなら大型サイズのオールLEDモノをドカンと・・・
 少し前から遡った話をすると、25年度更新の平石1河内1のタンク車コンビからではありますが、従来のフラットボディーに周囲2段手すり(自衛噴霧兼用)の構造から、アオリ+手すり(自衛噴霧兼用)ときて、今回アオリ(自衛噴霧埋め込み型)となり、非常にスッキリしました。ボックスの大型化やアオリの拡大によってかつては車上の一時的な積載物の固定にも使われた手すりの必要性も少なくなってきたからではないかと考えられます。


とまあ、講釈師見てきたようにナントヤラ。
偉そうに御託並べすぎました。
そろそろ指も疲れてきましたので、以下、百聞は一見にしかず。お写真ペタペタ。
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ボディーや赤色灯のストレートデザインの統一性が効いてるかな。個人的には好みです。
あとはやはりバンパースポイラーは欲しいところですね。(今回はグリル赤塗りで見た目のバランス的は大分カバーされてるかなと思います。)
また次回以降さらに期待したいところです。

さて次回は、同じ署の別の更新車、の予定。(とか言ってブログ更新ウダウダしてると次のアレが来ちゃうんですよね。。。)
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[更新]西屈折1(屈折ー3号) [宇都宮消防更新車両情報]

こんにちは。

本日の西消防署救急フェア、雨の中安全管理や駐車場誘導に当たられた隊員の皆さん、お疲れ様でした。
また、久しぶりにお会いした中央救助1さん、お世話になりました。ひっさしぶりに濃いぃお話した気がします(笑)



そんなこんなでやってるうちに、西屈折の更新記事を放置していたこと思い出しました。
いつの間にか写真も撮れてたし。


データを遡って追っかけてくごとに、どんだけ自分は更新サボってたのかと。。。


市防災訓練はちょっとひと休み。
南化学に引き続き平成26年度更新の紹介を。



宇都宮市消防本部(当時。現 宇都宮市消防局) 平成26年度更新

災害対応特殊屈折梯子付消防ポンプ自動車 西屈折1(屈折-3号)
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シャシ  日野プロフィア
艤装   モリタ
車種   屈折梯子車(25m) (MSC25)
配備   西消防署
運用   西救助隊(特別救助隊)
その他  呼吸器内蔵一体型シート(運転席除く)、※動力ポンプ無し(タンク車またはポンプ車からの中継送水利用を前提)


 先代西屈折と簗下屈折のスカイアームΣの時では導入年度でかなり大きく仕様が異なりましたが、MSC25となり、両車ほぼ共通の標準仕様となっているようです。
 赤色灯・作業灯は梯子・救工の定番、ウィレン。ここは死守してもらってアリガタイ。


比較用に前年度更新の簗下屈折1(屈折ー2号)
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ザッと見て、シャシの後席用昇降ステップが前年度のワイドステップから縞板製2段ステップ(グレーチング加工あり)になったくらいですかね。(あと細かいとこは中央救助氏に任せます。)


 すでにテレビに出るくらいの大きな火災にも出動し、梯上放水等でも活躍しています。ないことに越したことはありませんが、万一の時には持ち前の柔軟で広汎な対応力を存分に発揮してほしいと思います。



先代・西屈折1
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更新規定年数を超えての更新。最後の最後まで満身創痍の中で頑張ってくれました。
長い間お疲れ様でした。



梯子系で次に更新を待つのは南梯子。
宇都宮消防の車両の中でも屈指の名車です。
ぜひともあの系譜は絶やさないでほしいと思うのです。。。



次回こそ市防災[soon]

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[更新]南化学1(化学ー3号) [宇都宮消防更新車両情報]

こんにちは。

まったく消防に関係ないですが・・・
みなさんiPhoneの予約は済みましたか?
僕は済ませました。(7の黒) そしてこれまでの三大キャリアの安定(電波品質)を捨ててついに格安SIMに・・・なんてな算段をしてるところです。いろいろジリ貧なので。。。


さて今回は昨年のうちに書こう書こうと思ってついぞ出さなかった宇都宮消防の新車特集などを。。。
新車といっても26年度更新車ですので、もう2年になろうかというところです。


さっそく見ていきます。
(あ、今回は御託並べるので写真だけの人はサラッと流してください。)


宇都宮市消防本部(当時。現 宇都宮市消防局) 平成26年度更新

災害対応特殊化学消防ポンプ自動車Ⅱ型 南化学1(化学-3号)
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シャシ  日野レンジャー
艤装   ネイチャー
車種   化学車Ⅱ型(水1400ℓ・薬剤500ℓ)
その他  放水銃(クロスファイアー伸縮柱付)、照明装置(ナイトスキャン)、梯子自動昇降装置(SSA-Ⅱ)、隊長席呼吸器内蔵一体型シート


 宇都宮市には4台の化学車があり、東・清原のそれぞれが更新を済ませています。
※ 尚、その他の化学車については過去記事をどうぞ(中身ペラッペラですが。)
 いずれもジーエム製でオールシャッタータイプ。

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 それまではポンプ操作部を吸管取付位置として、その下部に速消ボックスを設けたタイプでしたが、このいわゆる腹巻スタイルについては現場サイドでかねてよりさまざまな意見があったようです。
 その結果今回は宇都宮のスタンダードなタンク車同様、吸管を後部に取り付けた形となりました。

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 また、清原化学までは高圧噴霧装置を搭載していましたが、使用頻度・費用対効果の観点からか、廃止となりました。恐らくそれと引き換えにナイトスキャンがついたのではないかと(推測)。

 また全体として、一般的な装備に目をやると、警光灯・作業灯は大阪サイレンで統一。主警光灯は宇都宮のスタンダード、ウィングフラッシュの回転灯タイプ。補助赤は前面・側面にLF-21、後面にLF-31。作業灯は側面・後面LI-31。

(ここらへん、そろそろネオフラとかも見たいですね。ウィレンだと最高なのですがウィレンだと最高なのですがウィレンだと最高なのですが。大事なことなので3回言いました。)

 車体マーキングはタンク車同様になりました。
 また、タンク車と同様に、ジーエム・ニッキはシャシにフロントバンパースポイラー装備で、下手すると後席用昇降ステップに縞板製2段ステップ(=宝木1・東1)なんてこともアリでしたが、ネイチャー製はそこらへんはあまり重要視していないように見受けられます。。。
 車体上部には資機材ボックスが付きました。これがどうも納入直後としばらくしてからでサイズが違いました。同じタイミングで後部のステップの変更(折りたたみ→埋め込み式)や後部シャッター内の斜め引き出し式の収納の追加などがあったようです。

 造りに関してはザックリこんなところでしょうか。


 そういえば南署といえば防衛補助で入れてくると思いきや、災対できた不思議。また、今年度予定の西化学が、逆に災対ではなく防衛が下りた模様。これまた不思議。


 というわけで先に言っちゃいましたが、今年度、西化学が更新となります。(←結局言いたかったのはココ)恐らくこの南化学と同じ仕様となるのではないかと思います。




 ウワサではメーカーの情報も来ていますが、今年こそは今までの知見を発揮して欲しいですね(謎


細かいことを言い出したらキリがないので、このへんで。

次回は夏の防災訓練シリーズの続き〜
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[更新]平石2(Pー5号) [宇都宮消防更新車両情報]

こんにちは。

超絶体調不良からの復活。
あー思いっきり消化の悪い美味しいものが食べたい・・・

さて、今回は約束通り新車ネタ[NEW]
年度変わってだいぶ経ちましたが


平成26年度車両更新特集の第1弾は

平石2(P−5号)
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シャシ:いすゞ エルフ
艤装:ジーエムいちはら
備考:災対、特記仕様(水難救助特化

 平石2の配備先である平石分署の管轄には分署のまさに直近に鬼怒川があり、水難救助事案が発生した場合、平石分署隊がキーになります。また、河岸のより川に近いところまで、比較的重量級の資機材を積載して進入していくためには、タンク車よりもポンプ車、つまり平石2が重要な存在になってきます。

 下の例年の車両を見てもらえば分かりますが、アオリがついて車上がフラットに。。。ここまでくれば用途はお察しですね。[船]
 最近ポンプと梯子で多いシャッター塗装無しかと思いきやなんと赤塗り。これは予想外。
 やっぱり赤いシャッターにこのマーキングは合いますね。
なーんで黒フチ強めにするとか文字屋さん気利かせてくれないのかな・・・
 シャシがエルフなのも予想外でした。

赤灯&アンプが一式パト(例年通り)なので、ここはパトリンクを…と期待したのですが、さすがにそこまでの余裕はなかったようです。(積載車はエアロホークでパトリンクになったんだけどなぁ・・・)

参考までに、例年の通常仕様車
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平成23年度車 中央5(P−12号) ジーエムいちはら製



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後部シャッター内は特に変わったところはなく。
側面のアオリには補助赤灯と作業灯。そしてボート固定用の金具。

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(逆光ごめんなさい)



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車載梯子は昇降装置無し。そのためこうして積み下ろしすることになります。


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ホースカーがまた「特記仕様」です。
ノーマルのホースカー と ボートの船外機を載せた運搬車 を積み替えることができます。

が、
ここでひとつ問題が。

 下の船外機&運搬車の写真中の木箱が大問題。
 水難救助事案が発生したときにはボートと船外機以外にも資機材一式同時に積載していきたいところなのですが、、、「あれ・・・もう載らないじゃん!」という状況に。

箱の中身をバラして載せるとか、キャブ後席隊員乗車分を潰して…とか対策を考え中(※配備直後当時)だとかなんとか。


あくまで個人的に一マニアとしては、、、
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H25年度に更新したタンク車の平石1をショートボディー化&水難特化とかどうだったんだろう・・・と思わなくもなかったり。1台くらいタンク車にも変わりダネが欲しいかなっていう願望でしかないですけどね(笑)


 これから水難事故も増える季節ですし、新・平石2には、万が一の時その能力を遺憾なく発揮して欲しいところです。もちろん、事故がない、出動がないことが一番ですが。




さてさて、今年度はタンク車や化学車、梯子救工の更新無し[バッド(下向き矢印)] 更新はポンプ2台となっています。
更新対象は城山2富屋2の黒ホイールコンビですね。
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水難救助特化平石2と正反対?の山岳救助特化を期待しちゃったりして。


<引退となる車両>
旧 平石2
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平成11年 篠崎ポンプ製
 長年一般火災のみならず水難救助の要としても活躍してきた同車。長い間お疲れ様でした。



最後に、今回ご対応いただきました平石分署の皆様、ありがとうございました。
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[更新]平石1・河内1 [宇都宮消防更新車両情報]

こん○○は!


皆さんお待ちかね(←たぶん)の新車詳報です[ぴかぴか(新しい)]


昨年は宇都宮消防で平成10年度導入の初代オールシャッター型タンク車東1(T-6号)・宝木1(T-5号))が更新されました。
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今年は初代導入の翌年平成11年度に導入された第2世代オールシャッタータンク車平石1(T-1号))が更新になりました[NEW]
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 平石1と同時期に導入されたノーマルタイプ(吸管&ポンプ操作部が出てるタイプ)のタンク車、河内1も合わせて今回更新に。(こちらの写真は・・・手元にイイのが無い!なので中央救助1さんにおまかせ!)


<平成25年度更新ネイチャー製タンク車>
 ※タンク車=水槽付ポンプ車 です。
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 歴代のオールシャッタータンクからの大きな変化といえばご覧いただいて分かる通り、アオリがついて迫力UP[グッド(上向き矢印)][どんっ(衝撃)](→参考前回記事また、ここ最近の日野レンジャー使用の車両では珍しくエアダムバンパーではありません。

 ジーエムいちはら製のタンクと比較すると車長がかなりたっぷりとしています。リアタイヤハウス周り〜ディパーチャーアングルの造りはネイチャー独特。また、後部ボディーは斜めカットして絞り込まず、まっすぐ垂直にストンと落とした形状。このあたりは同じくネイチャー製の西1にも見られる共通した特徴です。

積載庫内部の配置に大きな変更はなさそうです。
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 細かいところではスカート内部の消火薬剤タンク収納部の引き出しレールのロック機構が見たところ独特なようです。

 ポンプの操作等はメーカー色が出ますから、長年の慣れた車両から乗り換える隊員さんにとっては大きな変化であり、ことによると最も気を遣うところかもしれません。(と、試運転を見て感じました)

 シャシに関してはさすがに技術の進歩が物を言うようで。従来型よりもパワフルで扱い易いと早速現場から使用感が届いています。ただし若干のサイズアップ感は否めないようで・・・しかしそこはパワーアップ&安全性向上とのトレードオフでしょうから…f(^^;;


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 意外と種類も量も多いタンク車の積載物


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後部ホースカー収納部とホースカー。レールは“引き出して→パタン”のタイプ。(←分かりにくくてすみません)



兄弟車、河内1(T-11号)とともに。
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“先輩”から“後輩”への引き継ぎの様子[on]
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約15年、お疲れさまでした。



 次の第3世代が平成10年代半ば〜10年代後半導入組ですので、タンクの更新は向こう数年しばらくないものと考えられます。今回の車両がある意味で“一区切り”。ある種の集大成といえます。



そして先代のタンクと同い年のポンプ、平石2(P-5号)・・・
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 この子の後継は・・・そういえばどうなった[exclamation&question][exclamation&question]



納車当日は中央署→平石分署とおじゃまさせてもらいまして、撮影させていただきました。お忙しいところご対応いただき、ありがとうございました。
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[更新]簗下屈折1(屈折−2号) [宇都宮消防更新車両情報]

おはようございます[晴れ]

もう言いたくて言いたくてウズウズしていたアレのことを遂に公開できます[exclamation×2]

今年度の大本命といってもいいでしょう[exclamation]先日納車された簗下屈折1屈折−2号)がいよいよ本日より運用開始となります[NEW]


納車日前後には簗下分署の皆さんにはお世話になりました。ありがとうございました。



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先代の簗下屈折
 平成6年に20m級屈折梯子車(20m)としてNIKKI・スカイアームΣで配備されてから20年。本来の規定通りであれば19年(?18年?)サイクルで更新のところ、補助金の都合で2年延長。晩年は老体に鞭打っての運用でした。
 20mの屈折梯子車(スカイアームΣ)としては西屈折1の先輩にあたり、簗下屈折にはポンプやバスケットの首振り機能がなかったりしましたが、後に西屈折にフィードバックされ、それら機能が付加されることになりました。

 今回の更新では、梯子の長さが20m→25m に。ポンプ装置については、放水が必要な事案では他のタンク車やポンプ車との運用が確実なことから、搭載せず資機材ボックスに。また、バスケットの首振りは標準搭載です。


宇都宮の屈折梯子車として、正統に進化し、ひとつの究極系に辿り着いたのではないかと思います。
その詳細について写真[カメラ]もたっぷりでお届けしたいと思います[ひらめき]


新・簗下屈折1
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 てっきりΣと思っていましたが・・・
  20mだと思ってましたが・・・
   レンジャーシャシだと思ってたんですが・・・

遂にモリタMSC[exclamation]25m[exclamation×2]プロフィア[exclamation×2][exclamation×2]


個人的にプロフィア大好きなんです[ぴかぴか(新しい)]

ちなみに
 一昔前から宇都宮消防の屈折梯子車の歴史を振り返ると、
東町屈折:屈折梯子車(いわゆるスノーケル車)(モリタ・25m)
(→※更新時に伸縮水管付き先端屈折式梯子車に(=現・東梯子))
  ↓
・(旧)簗下屈折:スカイアームΣ(NIKKI・20m)
  ↓
西屈折:スカイアームΣ(NIKKI・20m)
  ↓
・(新)簗下屈折:MSC-25(モリタ・25m)

…ですから、梯子系車両部門の「モリタの復権」と見るべきでしょうか。(さらにちなみに、宇都宮の常備消防でモリタの車両は梯子系にのみ存在)

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 モリタの屈折梯子車のMSCシリーズですが、「小さくなった先端屈折式梯子車」のような形状&動きで、たしかによくよく考えるとスカイアームΣよりも扱い易さや「屈折」機能の利点で優れているのかも。(この点現場の声はまだ存じ上げません。)
 梯子操作をちらっと拝見したところ、構造上(?)旋回動作→停止の際にかなり気を使いそう。(それは他の梯子もなのかな?いやそれは多分他に比べても・・・けっこうシビアなかんじに見えたし・・・)たぶん隊員さんの腕の見せ所になるのかと。


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 モリタの梯子車の最大の武器といってもいいでしょう。水平装置「ジャイロターンテーブル」も惜しみなく搭載。


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 収納スペースには引き出しのボックスでスッキリ収納。


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 資機材はさすがに救工ではないのでそこまで多くないですね。これに前車から引き継ぐ資機材が+αというところでしょうか。


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 主警光灯、補助警光灯、そして作業灯とウィレン製で統一されています。(ここらへんは西指揮や陽南梯子もウィレンだったので、来るかなと思ってました。)


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 この車両の特徴といえるかもしれませんね。この梯子展開時の足回り・腰回りの周囲への強力なアピール。展開してみると普段は見せない派手なカラーリングとライティング。(つい最近モリタが車両の現場での停車時の安全性向上の一環で、梯子車の足回りの派手なLED装飾とか提案してたので、もしかしてこれはモリタとしての新定番なのかな?)

 ちなみに今お気に入りの1枚↑↑↑


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 見づらいかもしれませんが、反射板(テープ)です。


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対空表記は「宇L5


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 “大先輩”との1枚



こうして書いてたら撮るべきポイントの漏れ抜けがけっこう出てきましたので、また写真や書くことがまとまったら追記なり特集記事第2弾なり[soon]


とにかくカッコイイ[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]これに尽きますね[わーい(嬉しい顔)]





あってほしくはないですが、もし現場に出るようなことがあれば、その多機能性を存分にその力を発揮してもらいたいです。


そして最後に先代の屈梯−2号、20年もの長い間お疲れさまでした。ゆっくり休んでほしいと思います。
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